August 03, 2004

設立趣意書

「区立幼稚園の存続を願う父母の会」設立趣意書
                       平成15年8月3日

 世田谷区内にある全ての区立幼稚園が、存続か廃園かの岐路に立たされています。熊本哲之世田谷区長は今年6月の定例議会で「役割や機能の見直しの視点に立ち、区立幼稚園廃止も検討する」と明言しました。 熊本区長がいつ、どのような手順で廃園に向けた作業を本格化させるかは分かりませんが、区立幼稚園全廃に向けて強い意欲を持たれているのは間違いないようです。
 仮に熊本区長が行政改革や歳出削減、民業圧迫などを名目に、区立幼稚園の全廃を視野に入れているとするなら、私たちとしては、残念ながら、疑問を感じざるを得ません。
区立幼稚園は未来を担う子どもたち、我が子の成長を願う保護者たち、そして地域の多くの方々にとって、かけがえのない、大切な共有財産だと思っているからです。
 先の世田谷区長選で初当選された熊本区長は、区民の意見に耳をかたむける「対話路線」を掲げられていると聞いています。その区長の姿勢、世田谷区の姿勢に期待し、私たちは区側との粘り強い対話を通じ、真意を伝え、区立幼稚園の存続・発展への道を切り開いていく決意です。
 私たちのほとんどは、政治活動にも住民運動にも縁がなかった文字通りの「平凡な区民」の集まりです。日ごろは幼い子どもの育児に、仕事に、家事に追われているごく普通のお父さん、お母さんが中心です。特定の政治信条に基づく活動ではありませんし、運動のノウハウも知りません。しかし「今ここで声をあげることが、将来の世田谷区にとって大切なことではないか」との思いから、この会を発足させることにしました。
 私たちは、子どもたち、そして地域と歩んできた区立幼稚園の灯を未来につなぐため、ここに3つの運動方針を掲げます。

1. 全ての家庭に門戸を開く区立幼稚園を守ろう
2. かけがえのない地域コミュニティーとしての区立幼稚園を守ろう
3. 私立幼稚園と手を携えながら、子どもたちの未来を育む区立幼稚園を守ろう

 私たちは区立幼稚園の保護者だけでなく、私立幼稚園関係の方々、その他の教育関係の方々、地元住宅街、商店街の方々、さらには多くの区民の方々とともに、この問題について語り合い、理解を深め合いたいと思います。そして区の皆さんとの対話、区議会議員の皆さんとの対話を通じ、この運動を成功させ、希望あふれる世田谷区つくりの一端を担いたいと思っています。

 ここに「区立幼稚園の存続を願う父母の会」を発足することを宣言します。

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